気泡除去装置の動作原理
3気泡の捕集と合体
- •液中の微細気泡は密度が小さいため、低圧域へ引き寄せられて集まり、大きな気泡柱を形成します。
- •粘度が低いほど渦強度が高く、中央への気泡集中が速く・多くなるため除去効率が向上します。
4気泡の排出(ベント)
- •テーパ管下流側に背圧を与えるか、または装置側面のベントポートのオン・オフ弁を操作して流れを一時的にせき止めると、中心に集まった気泡柱が押し出され、ベントラインから外部へ排気されます。
5結果としての効果
- •渦流による連続的な気泡除去低減により、油圧・潤滑・食品プロセスなどの流体システムで起こるキャビテーション、体積弾性率変化、潤滑劣化、騒音・温度上昇といった問題を抑制できます。
- •数値解析および高速可視化実験でも、テーパ管末端での気泡集中と除去効果が定量的に確認されています。
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